Journey without a map

音楽が導く地図のない旅

自己紹介がてら、Journey without a mapとTAKUROさんについて綴ります。

このブログタイトルは、どんなにあらゆる音楽を好きになっても、原点としてずっと好きな存在、TAKUROさんのソロアルバムタイトルから着けています。

 

 
Journey without a map(CD Only)

Journey without a map(CD Only)

 

 

音楽は私を常にあらゆる所に連れ出したり、さまざまな人に出会わせてくれました。

音楽は、地図のない旅のコンパスでした。

 

GLAYというバンドのリーダー、メインソングライター、背の高い方のギタリストことTAKUROさんのソロは、インストアルバムのタイトルが「Journey without a map」で、ソロツアーのタイトルにもなっています。

TAKUROさんについては、私が歳の時に、「軌跡の果て」という曲の詩を読んだ時からのファンです

私は小6まで、クラシックと童謡と賛美歌で育った子どもでした。

流行りの音楽というものが、うるさい音楽という認識でした。電子楽器とボーカルの入るものは少し苦手でした。

特にエレキギターを鳴らすような音楽は暴力的で反骨精神の表れであって、平和主義ではなくあまり聴いてはいけないものとして捉えていましたし、その上お化粧をして髪を立てているようなものは、恐ろしくて避けるべきだと思っていました

 

1995年に、私は中学生になりMyojoというアイドル雑誌を買い始めました。

付録にはヤンソンと呼ばれる小さな冊子があり、もうすぐリリースされる新曲の歌詞や、簡単なアーティストインタビューなどが載っていました。当時は安室ちゃんの新曲を覚えたりしていました。

そのヤンソンに、GLAYのBeat out!というアルバムの収録曲の歌詞が掲載されたのは年末か96年の始め頃だと思います。

目に入った「軌跡の果て」という曲の詩は、決して暴力的な反骨精神を大音量に乗せて叫ぶような内容ではありませんでした。

内省的で、夢を追いかける青年の苦悩と希望が綴られていました。

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私はその時点で既にGLAYというバンドについては何となく認知していました。長髪や派手に染めて立ち上げた髪にお化粧をして電子楽器を持っている人達です。つまり、避けようと思っていた存在です。

しかし、そのころまでにリリースされていた「Yes, Summerdays」「生きてく強さ」という曲は、とてもポップで、いわゆる暴力的な叫びなどでもなく、綺麗なメロディでした。

そもそも、生きてく強さを重ね合わせ愛に生きる などと言う平和で素晴らしい内容をロックのような感じの音に乗せて歌っていることは不思議でした。

 

初めて詩を読んだその日から、軌跡の果ての詩を何度も読み返すようになりました。その時点ではまだ音を聴いていませんでしたがTAKUROという人の詩を好きになりました。

 

 

96年の始め頃、Mステに登場したGLAYは、グロリアスを披露するのですが、その時TAKUROさんは、曲の成り立ちについて、「地元の友達に子供が生まれたお祝いに書いた曲」と話していたのです。

こんなに安室ちゃんと同じくらいの長髪とお化粧姿の人なのに、なんでこんなに友達を大事にするいい人なんだろうと思い、

グロリアスを聴き、その魅力に落ちてしまい、その時から密かにGLAYファンになりました。

 

 

同世代には、そろそろ過去に聞いた音楽だけで生きていける人たちもいるというのに、私は今でも音楽に飽き足らず、贅沢にも新しく素敵な音楽と出会うのが楽しくて、ワクワクしています。

地図のない旅の記録が少しでも豊かになることを願って、今日も新たな音を探しています。